日焼けのメカニズム
日焼けと言うとメラニン色素という言葉を聞くことがあると思います。
このメラニン色素には2つの種類があります。
黒色メラニン(ユーメラニン)と黄色メラニン(フェオメラニン)です。
黒色メラニン・・・黒い髪や肌を作っていると言われています。
黄色メラニン・・・白い肌や金髪を作り出すと言われています。
黒人は黒色メラニンを持っていて、白人は黄色メラニンを多く持っており
私たちアジア人は黒色メラニン、黄色メラニンの両方を併せ持っています。
それなので肌は黄色っぽく、髪は茶~黒色をしているのです。
肌に紫外線を浴びると活性酸素が発生すると言われています。
この活性酸素は身体にとって、悪影響があるとされていますので
肌表面が紫外線を浴びると肌の基底層にあるメラノサイトから
メラニン(黒色・黄色)が作り出されます。
メラニンと言うとシミやそばかすといったあまり良くないイメージがありますが
実は黒色メラニンは紫外線を吸収して、真皮へのダメージを減らす働きをしています。
反対に黄色メラニンは紫外線を浴びると活性酸素を増やすと言われていますので
白人に皮膚がんが多いのも関係していると考えられています。
年齢肌のターンオーバーを活性化させるためには?
本来であれば、紫外線を浴びたメラニンはターンオーバー(肌の生まれ変わる周期)
により剝がれていきます。
ターンオーバーの周期は年齢により大きく変わってきます。
20代では28日周期、30代では45日程度、40代では60日程度です。
よく肌の生まれ変わる周期は28日と聞きますが、それは20代の肌。
ですから、20代の頃の肌の手入れと40代の肌の手入れは違ってくるので
年齢に合わせた肌の手入れというのが美肌を作るカギとなってきます。
紫外線から肌を守るはたらきもあるメラニンですが
表皮にとどまってしまうとシミやそばかす、くすみの原因となってしまいます。
そこで、肌のターンオーバーを整えて若々しい肌を作り出すには
外側からのケアだけではなく、日々の生活習慣も大切となります。
適度な運動、しっかりと睡眠を取る、ストレスを溜めないといったことは大前提ですが
そのほか食生活にも気を配って肌の調子を整えましょう。
ビタミンC・・・赤ピーマン、芽キャベツ、キウイフルーツ、レモンなど
ビタミンB6・・・鶏肉、レバー、マグロ、ジャガイモ、バナナなど
ビタミンE・・・アーモンド、落花生、アボカドなど
亜鉛 ・・・かき、牛肉、レバー、チーズなど
日々のちょっとした生活習慣を整えるだけで
若々しい肌を取り戻すことはできますので心掛けていきたいものです。